自慢の島グルメ

自慢の島グルメ-1

自慢の島グルメ

新上五島町は、豊かな海と大地に恵まれた美食の宝庫です。四季折々の新鮮な海の幸から伝統的な郷土料理まで、この島ならではの味覚が皆様をお待ちしています。

日本三大うどんの1つ「五島手延うどん」

💡ルーツに迫る
「五島手延うどん」のはじまりは千年以上前の遣唐使の時代に遡ります。当時、遣唐使の重要な寄港地だった上五島に、中国・唐の「索麺(さくめん)」の製法が伝えられました。その後、島の海水から作られる天然塩や特産の椿油などの地元食材を活かした独自の製法が確立され、「五島手延うどん」が誕生したと伝えられています。熟練の職人たちは、椿油を塗った生地を2本の箸で丹念に引き延ばし、わずか1.5ミリという驚くべき細さに仕上げていきます。この伝統的な手延べ製法により、細さとコシ、そして滑らかな食感を併せ持つ麺が生まれます。生産量が限られ、なかなか食べる機会が少なかったことから「幻のうどん」とも呼ばれ、現在は日本三大うどんの1つとして知られています。

💡おいしい食べ方
椿油でコーティングされた麺は、煮ても伸びにくいのが特徴です。地元では「地獄炊き」という独特な食べ方が親しまれています。グツグツと煮立つ鍋から直接うどんをすくい上げ、炭火で焼いた飛魚(あご)からとった上品な出汁や、醤油を少し加えた溶き卵につけて味わいます。つるりとした喉越しの良さに、思わず箸が進むこと間違いありません。夏場は冷やしうどんやざるうどん、さらには創作メニューのカルボナーラ風五島うどんまで、バラエティ豊かなアレンジメニューをお楽しみいただけます。ご来島の際には、島内の飲食店で本場ならではの味をぜひご堪能ください。

みんな大好き島のおやつ「かんころ餅」

さつまいもをたっぷり使った、ほんのり甘い【かんころ餅】やさしい味わいの島のおやつは、お土産としても人気の一品です。五島では、サツマイモを薄切りにして茹でた後、天日干しで乾燥させたものを「かんころ」と呼び、昔から保存食にしてきました。これを蒸して餅米や砂糖と練り合わせることで、懐かしい味わいの「かんころ餅」が完成します。できたてはそのまま食べられる柔らかな食感を楽しめますが、時間が経って固くなったら薄くスライスして軽く焼くのがおすすめ。外はかりっと、中はもちっとした食感に変わり、サツマイモの風味が一層引き立ちます。バターで焼いたり、揚げたりアレンジも自在です。冬になると見られる、かんころ棚に干し芋が並ぶ風景は、島の季節の風物詩となっています。

今あついのは上五島の「養殖クロマグロ」

島旅の醍醐味は、水揚げされたばかりの魚をその日のうちに味わえること。アジ、イカ、ブリ、ヒラスなど、四季折々の新鮮な魚介が食卓を彩ります。そのなかでも近年特に注目を集めているのが、島育ちの養殖クロマグロです。市場流通の約8割が冷凍マグロである中、上五島では一度も凍らせていない「生マグロ」を味わうことができます。生マグロは細胞が 壊れていないため、しっとりとした食感と濃厚な旨味を楽しめます。上五島ではマグロの解体ショーや各飲食店での、こだわりの生マグロ料理を堪能できるイベントが不定期で開催されています。口に入れると、とろけるような最高のマグロを一番おいしい状態で食べれるのは、現地でのみ!!ぜひ感動の【生】本マグロを堪能しに来てください。

衝撃のグルメ!「かっとっぽ」

「かっとっぽ」という不思議な名前の正体は、郷土料理「ハコフグの味噌焼き」です。固い甲羅を器として、1匹丸ごと逆さまに盛り付けられるその姿は、思わず写真に収めたくなるほど独創的。調理法もとってもユニーク。ハコフグの腹を開いて内臓を取り出し、空っぽのお腹に味噌、生姜、ネギを混ぜ合わせた"ねり味噌"を詰め、アルミホイルで包んで焼き上げます。プリプリとした身と香ばしい味噌が織りなす絶妙なハーモニーは、一度食べたら忘れられない味わい。お酒のアテとしても格別で、つい杯が進んでしまいます。店ごとに味わいが異なるため、食べ比べを楽しむのもおすすめです。ほかではなかなか食べることのできない上五島の味をぜひご堪能ください。

※季節により提供できない場合がございますので、事前にお問い合わせください。

この2つも見逃せない!

●五島牛
五島の豊かな自然の中で、のびのびと育てられた「五島牛」。海からの潮風を受けた牧草地で育つため、適度な塩分を含んだ草を食べて育ちます。その結果、きめ細やかでやわらかな肉質と、引き締まった上質な味わいが特徴です。島ならではの環境が育んだ極上の黒毛和牛を、ぜひご堪能ください。

●くじら
上五島は昔から捕鯨が盛んな地域でした。特に有川地区は捕鯨で栄え、その豊かな食文化は今も地域に息づいています。伝統の味を守り続ける地元の料理店では、お刺身や懐かしい鯨料理の数々を味わうことができます。


\ 食べられるのはここ /

※事前予約をおすすめします。

大地の恵み「芋焼酎」

五島列島はもともとお米が育ちにくい土壌であり、その代用としてサツマイモを栽培してきました。島の温暖な気候はサツマイモ栽培に最適で、特に良質な芋が育つことで知られています。島で収穫されたサツマイモから丁寧に仕込まれる上五島の芋焼酎。五島列島初の本格芋焼酎蔵元「五島灘酒造」は、上五島の山間部に拠点を構え、緑豊かな土地で育った地場のサツマイモのみを使用しています。鹿児島県の杜氏が年間を通して常駐し、日々芋焼酎の美味しさを追求。「島生まれ、島育ち」を掲げ、この土地の風土を活かした芋焼酎を丁寧に製造しています。紅さつま、小金千貫(こがねせんがん)、金ぼけといった品種を使用していますが、平地が少なく農家も不足しているため、島での原料確保には苦労が絶えません。特に、明治時代に島で広く栽培されていた「金ぼけ」は、今では幻のサツマイモとなり、わずか1軒の農家でのみ栽培されていました。五島灘酒造はその親玉8個を譲り受け、自ら栽培を始めて復活させ「明治之芋 五島灘」を完成させました。その他の個性豊かな銘柄の数々も、それぞれが上五島の物語を静かに語りかけてくれます。島の豊かな食文化とともに、心に残る一杯を味わってみてはいかがでしょうか。

❖ おすすめの飲み方 ❖
五島灘 白麹/ サラッとした飲み口で水割り・ロックがおすすめ。お刺身との相性が抜群。
五島灘 黒灘/ 香ばしく力強いコクが特徴。ロックで楽しむのがおすすめで、和食と相性抜群。
明治之芋 五島灘/ フルーティーで優しい口当たりが特徴で、水割り・ロックがおすすめ。
紅さつま 五島灘 無濾過 / 食事を邪魔をしない、ほんのりとした甘さが特徴。チーズなどの風味豊かな食材との相性が抜群。
五つ星/ 華やかな香りとフルーティーな味わいが特徴の原酒。島内限定品。

贅沢 島グルメを味わう-1

ここでご紹介した料理は、島内の多くの飲食店でお楽しみいただけます。新鮮な海の幸、伝統の味わい、そして心温まるもてなし―上五島の食の魅力をぜひ体験してください。

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