ビギナー必見!

ビギナー必見!-1

五島列島 まるわかり

美しい自然がつくりだした心癒す景観、信仰を守り続けた信者たちが建てた世界に誇る教会群、ハコフグの味噌焼き「かっとっぽ」や五島手延べうどんなどの衝撃の島グルメ…来て・見て・食べて・体験して、しま時間をどっぷりと満喫できる長崎の離島、新上五島町。
言葉だけでは表現することのできない、空と海が茜色に染まる夕景や、海底が見えるほど透き通ったエメラルドグリーンのビーチなど、日常生活ではまず触れることのない感動体験が、ギュッと詰まっています。
ゆっくりと流れるしま時間に身をにまかせ、新上五島町を遊び尽くそう!

ようこそ!祈りと癒しが交差する島、新上五島町へ。

九州の西端、長崎県五島列島の北部に位置し、7つの有人島と60の無人島から構成される新上五島町(通称:上五島)。大部分は西海国立公園に指定されており、中でも海岸の断崖の眺望と西海岸に広がる若松瀬戸は言葉を呑むほどの絶景。大迫力のサンセットを眺望できる矢堅目(やがため)の夕景、白浜にエメラルドグリーンのビーチが続く蛤浜(はまぐりはま)海水浴場は島を代表する人気スポット。
250年にも及ぶ禁教令の弾圧に耐え、のちに信者たちが造った教会が29も点在します。全国でも珍しい石造りの教会堂「頭ヶ島(かしらがしま)天主堂」を含む頭ヶ島の集落は世界遺産の構成資産です。
島で採れた椿油を麺の表面に塗り、喉越しツルツル、しっかりとしたコシが楽しめる日本三大うどんの1つ「五島手延うどん」や、茹でて干したサツマイモを餅米と一緒についた「かんころ餅」、ハコフグの身に味噌やしょうがなどを混ぜて焼き上げた、風味豊かな逸品「かっとっぽ」など、島グルメも充実。新鮮な魚介類や、郷土料理「かっとっぽ」と一緒に、島で栽培されたサツマイモを丁寧に仕込んで作る、本格芋焼酎「五島灘」と一緒に召し上がれ!
長崎港、佐世保港、博多港から船でアクセスでき、島の端から端まで車で約2時間と意外と大きな島です。一日では回り切れないほどの上五島の魅力に触れてみましょう!

海で遊ぼう!

四方を美しい海に囲まれた上五島に来たら、まずはエメラルドグリーンの絶景ビーチが続く蛤浜海水浴場へ行こう!どこまでも続く遠浅の白い砂浜と蒼い海。日中は海底が見えるほど澄み切った海で遊び、夕暮れ時は辺り一面茜色に染まる絶景が楽しめます。ビーチハウスが併設され、海水浴シーズン中はシャワーを利用できます(有料)。
ログハウスやコテージが立ち並ぶ高井旅海水浴場は、プライベート感覚で楽しむことが出来るビーチ。海ガメの産卵地としても有名で、サーフィンなどのマリンスポーツやキャンプを楽しむことができます。
スキューバーダイビングやシュノーケリングを楽しむ際は、事前予約が必要ですので、予め連絡しておきましょう。

自然に癒されよう!

大自然がつくりだす美しいパノラマは、まるで絵画の一部を切り取ったような絶景です。
円錐型の岩影と夕焼けが織りなす幻想的な茜色の景観を楽しむことのできる矢堅目の夕景は、島を代表する絶景スポット。円錐型の岩影越しに夕焼けを眺められるスポットと、矢堅目公園から水平線に沈む夕日を楽しめるスポットの、2ヶ所で夕焼けを楽しむことができます。龍観山展望所からは、全長522mの白いトラス橋、若松大橋と山々の緑、澄み切った蒼い海のコントラストを一望。街灯の少ない島の夜空は、どこから見ても天体観測スポットと化し、満点の星空に包み込まれるでしょう。
5~6月には島のあちこちでホタルが飛び交い、中でも相河川(あいこがわ)のホタル観測は神秘的な光景が目の前に広がります。川のほとりで静かに待っていると、フワフワとホタルが舞いはじめ、優しい光があちこちで放たれます。観光客はもちろん、島民もうっとりしてしまうほどのナイトスポットです。
澄み切った空気を思い切り吸い込んで、島の大自然を満喫しよう。

秘められた信仰の歴史を旅しよう!

上五島に点在する29もの教会堂は、キリシタン禁教令下の弾圧に耐え信仰を守り続けてきた人々の祈りの証です。中でも、頭ヶ島天主堂を含む頭ヶ島の集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産になりました。全国でも珍しい石造りの教会堂で、重厚な外観と天井に花柄をあしらえた優しい内観とが独特の雰囲気を醸しだしています。
矢堅目の夕景の撮影スポットからほど近い、奈摩湾を望む丘に建つレンガ造りの青砂ヶ浦天主堂は、国指定重要文化財です。現物の建物は3代目で、2010年には献堂100周年を迎えました。
若松地区の南部には船でしか行くことのできない「キリシタン洞窟」があります。毎年秋には、潜伏していた人たちの信仰を称えるミサが開かれます。
教会を拝観する際は、静かに祈り、教会ごとのルール・マナーを必ず守りましょう。

 

ふるさと自慢のグルメを堪能しよう!

海の恵みがもたらす新鮮な海産物に始まり、日本三大うどんの1つに数えられている五島手延うどん、やぶ椿の自生地ならではの椿油、島で栽培されるサツマイモを丁寧に仕込み、フルーティーな味わいを楽しめる五島灘酒造の芋焼酎「五島灘」など、グルメが集う島・上五島。
新鮮なお魚はまずはお刺身で。漁獲後の傷みが早く、新鮮でなければ食べられない「キビナ(キビナゴ)」のお刺身は、醤油ではなく酢味噌にチョンとつけるのが通の食べ方。昔は捕鯨が盛んに行われていたため、さまざまな鯨料理も楽しむことができます。冬の風物詩「かっとっぽ」は、ハコフグのおなかに味噌や生姜・ネギなどを混ぜて作る“ねり味噌”を入れて焼いた郷土料理。古くから伝わり、冬が近づくと「かっとっぽ」が食べられることを心待ちにしている島民は少なくありません。
かつて遣唐使の寄港地として、海外貿易の中継地として栄えた五島には、中国から麺文化が伝わりました。それが独自に発展し、今の「五島手延うどん」になったと言われています。茹でたてのうどんを鍋から直接すくって食べる「地獄炊き」が一般的な食べ方です。あご(飛魚)出汁につけて、お醤油をたらした溶き卵につけて、2種類のつけダレでお楽しみください。
100年以上前に五島へ伝わった在来種のさつまいも「金ぼけ」を使った芋焼酎「五島灘」は甘くてすっきりとした味わい。年間で製造できる本数が限られていて、なかなか入手できない希少な焼酎です。
地元民に愛され続ける「かんころ餅」は、サツマイモと餅米を一緒につき、自然の風味を活かして作られます。冷凍保存もできますので、お土産にも最適!薄く切り、軽く焼いて食べると、ほんのり甘い味わいが楽しめます。

季節イベントに合わせた旅行プランを!

春夏秋冬それそれの季節にあわせた楽しみ方、イベントを紹介します!
春には椿ロード・ノルディック・ウォークが開催されます。五島列島は「東の大島、西の五島」といわれるほど、多くの椿の自生地です。咲き誇った赤い椿と、若松瀬戸の圧巻の絶景を眺めながら、気持ちの良い汗を流しましょう。夏が近づく6月にはホタルの観賞を。ゲンジボタルなど数種類のホタルの乱舞を楽しむことができます。夏はなんといっても、海水浴!ビーチフラッグ、バナナボート、スイカ割りなど多彩なイベントてんこ盛り。秋には五島神楽の観賞を。400年以上の伝統を持ち、上五島の風土の中で独自に育まれ、各神社で賑やかに奉納されます。12月に入ると島の教会は信徒手作りのイルミネーションで輝き出します。会場になる教会を変えながら行われるプロのクラシック演奏も必見!ライトアップされた聖堂で響き渡る管弦楽の音色を楽しみましょう。

さぁ、次の休みは新上五島町へ!

Column

はじめての島旅に。-1

はじめての島旅に。

新上五島町は現在、飛行機の定期便がない船でしか行けない島。その響きの特別感から、行くには少し大変そうと感じる人も多いはず。ですが、実は空路がない分、海路が充実しており、様々な旅のプランが組めるんです!簡単ではないけど、そう難しくもない!かみごとう島旅。

【アクセス方法】どう旅する?

上五島の魅力を動画でCHECKしよう!

島の魅力をギュッと凝縮!ぜひご覧ください。
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