御舟様 みふねさま

御舟様は、航海技術が発達していなかった時代、遣唐使一行が航海の安全と無事を神仏の加護に頼り、舟の形をした石を奉納したものと伝えられています。778年(宝亀9年)、遣唐使の四隻の船団のうち、嵐に遭い五島列島まで無事に戻れたのは一隻のみでした。命からがら帰国した遣唐使一行は、この舟形石の前で無事帰国の願解きと感謝の祈りを捧げたと伝えられています。

現在は一部のみが残っていますが、この場所は昔、亀ヶ崎と呼ばれ、亀の甲羅のような大きな石がある神聖な場所でした。背後に山王山が聳え立ち、遥拝所のようにもみえます。
最澄が遣唐使として唐へ渡った際、無事帰国の感謝として山王の神様を祀ったと伝えられている山王山ですが、それ以前から自然崇拝の対象であったことも考えられるかもしれません。

#遣唐使史跡
#日本遺産認定


エリア
上五島エリア
カテゴリー
歴史・文化

基本情報

住所 〒857-4413 長崎県南松浦郡新上五島町今里郷

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