日島の石塔群 ひのしまのせきとうぐん

中世から近世にかけての古墓群。70基以上の石塔が累々と並ぶ風景は圧巻で、関西方面の御影石や福井県の若狭方面の日引石など島外から持ち込まれた石材が多く使われています。大陸との交易品を運んだ帰りの船にバラスト(船の重し)として持ち帰ったといわれており、都や大陸と往来した海上交易の拠点であったことを物語る史跡です。日島の歴史については不明なことが多く、古文書上でも石塔群を建塔した背景ははっきりと記述されていませんが、これほど規模が大きく、長期的にわたって営まれた墓地は珍しく、大変貴重な遺跡であり、当時の漁村・漁業基地としての繁栄を偲ぶ資料として五島史研究のみならず、民俗学的にも重要な遺跡です。

長崎県指定史跡にも指定され、日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成文化財です。


エリア
若松エリア
カテゴリー
歴史・文化

基本情報

住所 〒853-2312 長崎県南松浦郡新上五島町日島郷

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